この度、弊社販売の甘草KANZOUシリーズに新製品がラインナップされた事をお知らせさせて頂きます。
商品名は 甘草 KANZOU 蜜(みつ)です。
本製品の最大の特徴は水溶性になったと言う事です。従来販売品の粉状タイプの水に溶けにくい(殆ど溶けない)部分の改善に取り組み、水に溶けやすい製品となりました。
弊社製品には粉末タイプと粒状タイプがございますが、今回の新製品は微粉末タイプ(水溶性)となります。
- 水溶性の粒状タイプはございませんので、ご注意下さい。
開発の経緯と致しましては、従来の粉状タイプを子牛に給与されている畜産酪農生産者の方々や元酪農学園大学教授の小岩先生より「水に溶けやすい製品は無いのか?」「将来的に水溶性タイプの販売はしないのか?」と数多くのお話やお問い合わせを頂いており、水溶性タイプの製品になるよう開発に取り組んで参りました。研究、試作を繰り返しながら約1年6ヶ月の開発期間を経て、ようやく皆様に満足して頂ける製品となったと判断し、販売を開始する運びとなりましたのでここにお知らせさせて頂きます。
製品には自信を持っておりますが、従来品と比較して価格が割高になっております。その理由は、製造の工程数が増えた事、従来品より歩留まりが悪い事に起因しております。
水に溶けやすくなった事で、従来の粉状タイプより多方面で甘草 KANZOUを給与しやすくなり、今まで以上に多くのお客様にご満足頂ける製品が誕生したと考えております。
販売を開始するにあたり、これまでと同様に一部の甘草 KANZOUシリーズのご利用者の方々、獣医師の方々にも本製品を試して頂き、ご意見を伺って参りました。その貴重なご意見から本製品は弊社販売の従来品(粉状・粒状)と変わらないと判断させて頂いております。
本製品は水に溶けやすくなったという事で、例えばこんな場面で力を発揮できるのではないかと考えております。
- 子牛に対してミルク(代用乳)等と一緒に溶かして給与。
従来の甘草KANZOU粉状タイプをご使用頂いている方々のお話では、事前に粉末同士(代用乳粉末と甘草KANZOU粉状)を時間を掛けて混ぜた後にお湯を注入して分散させているので、大変な手間が掛かっていると聞いております。また、ダマになる事もあると報告を受けておりました。新製品の甘草KANZOU蜜は事前に混合作業という手間は必要無く、代用乳にそのまま必要量を溶かしてご利用頂けます。 - バテ気味や体調不良で食欲の落ちて来ている際に飲み水に溶かして給与。
元気の無い牛や馬の水分補給時に溶かして給与。 - 水に溶かして与えるその他の飼料や液体サプリメントと同時に給与。
※ 給与量の計算目安は甘草KANZOU粉状タイプと同等で1日20g(体重600kgとして)を推奨しております。(弊社HPやパンフレットをご参照下さい)
※ お客様の給与対象となる牛や馬の体重から給与量の判断を頂ければと存じます。
【溶解性確認】
本品の可溶化がどの程度であるか簡単な実験を行いました。
1gのKANZOU甘草 蜜をビーカーに入れる。